放送大学 2022年10月入学生
第1回出願 2022年6月10日〜8月31日
第2回出願  2022年9月1日〜9月13日
インターネット出願ならすぐに申し込めます。

Amazon Student

放送大学の視聴方法についてはカテゴリー「講義視聴」をご覧下さい。
Macでのストリーミング視聴等も詳しく説明しています。

ちょこっとアンケートを設置しています。

【放送大学】視聴方法7 - Macでradikoroを使う2016/02/21 23:17

Macでネットラジオを録音しよう!(できれば無料で!)

Windowsなら今回のまとめに記載した「radikool」一択かな、と思います。
じゃあMacは?

Macのネットラジオ録音ソフトはOS Xがアップグレードしていくうちにいくつかのソフトが現れては消えていきました。
El Capitan まで対応していて、タイマー録音が可能なソフトとなると、ラジ録10 Mac版 [ダウンロード]かなと思います。有料ではあるけれど、面倒が嫌な方はこれ。

ただ、無料で使えるにこしたことはない。 そんなあなたにradikoroはいかがでしょう?
※【更新】
記事掲載当初はradikoroのスリープ復帰が動作しないため、Automatorと併用する手順を説明しましたが、検証した結果、
・radikoroはあらかじめ起動しておく。(自動起動はしない)
・予約直前のスリープでは動作しない。予約の5分ほど前からスリープしておく。
これで復帰することがわかりました!
ということで記事を修正します。

◆準備
radikoroは以下のインストールが必要です。

・最新版のAdobe Flash Player
・Macで再生音声の録音(ループバック録音)を行うには、Soundflower等をインストールしておく必要があります。

OS X 10.11 El Capitanアップデート後、Macのオーディオユーティリティアプリ「Soundflower」が動かない時の対処法。(Appleちゃんねる)

録音中はシステムの音を全て拾うので、録音データにシステム音が重ならないよう、メール送受信など音の出るソフトは終了しておくといいでしょう。
ちなみに私の失敗は、ゴミ箱を空にする音が重なったことです(笑)


◆radikoroのインストール
radikoro
radikoroをダウンロードしてきて、Macにインストールします。


◆録音設定
メニューバーの「設定」から「録音設定...」を開きます。
radikoro-録音設定

※注意!!
一度この画面を開くと設定するまで閉じるボタンが効きません。(なぜだ……)
特にSoundflowerインストール前に録音設定を開いてしまうと、入出力源が選択できないため、閉じることもアプリ終了もできなくなり、強制終了(コマンド+オプション+エスケープ)するしかありません。
必ずSoundflowerをインストールしてから、一気に設定しましょう。

入出力源」……上でインストールしたSoundflowerを選ぶ
録音形式」……希望の形式を選ぶ
ビットレート」「サンプルレート」……録音形式に合わせて、やはり希望のレートを設定
保存場所」……録音が開始されると同時に保存が始まるので、保存場所を決めておく
録音中も音を出す」……デフォルトでは録音が始まるとラジオ音声は消えます。録音しながら聞きたい場合はチェック

※「保存場所」で外付けHDD直下の階層(HDDを開いたところ)を指定した場合
私の環境では、Mavericks(10.9.5)では保存できますが、El Capitan(10.11.1)だとエラーが出て保存できませんでした。
回避するにはHDD直下ではなく、その中のフォルダを指定します。


◆予約設定
メニューバーの「設定」から「予約設定...」を開きます。
radikoro-予約設定

放送局、開始時刻、終了時刻を設定します。
毎週録音する場合は繰り返しの曜日にチェックを入れます。
パワーマネージメントでは、録音開始時のアプリ起動・スリープからの復帰や、録音終了時のMacの操作を設定できます。
最後に管理者パスワードを入力し、登録を押します。(初回のみ)

録音終了時にシステム終了を選ぶと、次の予約録音があるときは別途Macの起動を組み込まなければならないので、スリープを選んでおくのが無難です。

予約登録を削除するには、一覧の不要な登録を選び、バックスペースキーを押します。
radikoro-予約設定

なお、radikoroのボリュームの大きさは録音データの音量レベルに反映されるので最大にしておきます。「録音設定」で「録音中も音を出す」のチェックを外しておけば、不在時にMacからラジオが流れることはありません。
一方Macのボリュームは録音データに影響しないので、小さくしておいて構いません。

ここまででradikoroの設定は終了です。

◆予約録音の際の注意点
録音する前にradikoroを起動しておきます。
Macをスリープにしておく際には、予約録音開始時間の5分以上前にスリープさせてください。

【放送大学】Automatorでradikoro起動の自動化2016/02/21 23:42

※【お詫び】
すみません……
当初、Macのスリープ復帰・radikoroの起動のつもりで記事を書いていましたが、以下の方法ではスリープ解除はできてなかったorz
よく考えればスリープ中にワークフローは動かないわけで。
かつ、radikoroのスリープ復帰が動作することがわかりましたので、この記事は単なる「Automatorの使い方!」とします。

例えば、Macを使っていてradikoroの起動を忘れそう。
こんなうっかりを回避するために、Automatorとカレンダーを使って起動予約を組み込みます。
要するに、カレンダーに録音したい科目の放送時間を入れておき、時間になったらradikoroを起動するようにしてやるわけです。
AutomatorではAppleScriptを使いますが、コピペすれば終わっちゃいますので気軽に取りかかってみてください。

◆Automatorでradikoroの起動を自動化する
アプリケーションフォルダのAutomatorを起動します。
Automator

書類の種類は「カレンダーアラーム」を選択してください。
カレンダーアラームは、カレンダーに登録したイベントに連動して動くワークフローです。


◆AppleScriptを組み込む
編集画面で画面左のライブラリから「AppleScriptを実行」を選んでダブルクリック、もしくは右側のワークフロー領域にドラッグします。
Automator-ワークフロー編集
▲クリックで拡大

画面右の「AppleScriptを実行」の中を消去し、以下を打ち込みます。もちろん、コピーペーストでもOK。
tell application "radikoro"
	activate
end tell
参考までに、画面では
tell application "radikoro"
	activate
end tell
delay 2
tell application "radikoro"
	activate
	set stationCode to "HOUSOU-DAIGAKU"
end tell
となっていますが、下5行は「radikoro起動後2秒待ってから、放送局を放送大学に変更する」という命令です。
Macの処理速度などによりradikoro起動にコンマ秒〜数秒かかるので、完全に起動するまで2秒待ってから放送局を変える命令を出しています。
ただ、radikoroで予約の際に放送局はすでに設定されていますので、下5行は入力しなくて構いません。

入力を終えたら実行ボタン実行ボタンを押してみてください。
radikoroが起動したら編集作業終了です。


◆ワークフローを保存してカレンダーに組み込む
ワークフローを保存します。
ワークフロー編集
▲クリックで拡大

※注意!!
保存するさい、「radikoro」という名前には絶対にしないでください。
保存されたワークフロー名はradikoro.appとなり、radikoroアプリと同名になってしまうため上手く動作しなくなります。

ちなみに作成したワークフローは
(ユーザー名)/ライブラリ/Workflows/Applications/Calendar/
の中に保存されています。
コマンドキーを押しながらウインドウのタイトル部分をクリックすると、保存場所を開くことができます。
ワークフロー保存場所
▲クリックで拡大

保存ボタンを押すと、カレンダーが起動し、作業しているその日のイベントが作成されます。
イベントは「このMac内」に作られます。iCloudに保存してもiPhoneやiPadでは動作しないので、Macのみのローカルなイベントとなるためです。
ちなみに「このMac内」を手動で作るには、いったんカレンダーの環境設定でiCloudを使用しないよう変更する必要があります。
Automatorのカレンダーアラームは、「このMac内」を自動で作ってくれるため便利なのです。
カレンダーイベント


◆カレンダーイベントの編集
イベントがカレンダーに組み込まれたら、まずは動作をテストしてみましょう。
イベントは作成時間に設定されているので、radikoroでの作業時間を含めてテスト可能な数分後に変更してください。
radikoroに戻り、同じ時間の予約をテストで組み込みます。録音時間は1分でOK。
設定が終わったら、radikoroとカレンダーを終了してじっと待ちます。
時間になったらradikoroが起動し、あらかじめ設定した場所にファイルが保存されましたか?
上手く動作しなかった場合、上の作業を見直してください。

上手く動作したら、科目の放送時間割に合わせてイベントを修正します。
カレンダーイベントの編集

科目の初回放送日、開始時間、終了時間を入れ、毎週であれば繰り返しで「毎週」を選んでおきます。
通知を見ると、「ファイルを開く」で作成したワークフローが選択されているはずです。
「イベントの開始時刻に通知」を見ると、「ファイル(イベントの開始時間)を開きます」となっています。
しかし実際にテストしたら、イベント開始時といってもジャストでは開かず、30秒くらい遅れていました。
なので、以下いずれかの方法で対処します。
・イベント開始時間を放送開始の1分前に設定する。
・イベント開始時間は時間とおりのまま、通知プルダウンの「カスタム...」で「分前」を選び、1分以上前を指定する。
これで録音開始1分前にradkoroが起動して準備万端。

このイベントを他の科目の曜日にコピーペーストして放送時間を編集してやれば、あとはネットラジオの予約が完全自動化され、勝手に録音してくれます。
あ、イベントをコピペした際、イベントのカレンダーはデフォルトのものになってしまいます。必ず「このMac内のAutomator」に変更するのを忘れないようにしてくださいね!
カレンダーイベント

ちなみに前記事でも説明しましたが、録音開始前はラジオの音が出ています。これは録音データの音量に反映されるので、小さくしてはいけません。
音を出したくないときはMacのボリュームを消音にしておきましょう。

いかがでしたか?
ワークフローは作ってみると割と楽しい奴でした(笑)
ただし、radikoroとAutomatorの動作は放送開始前に必ず動作テストしてくださいね。
ぶっつけ本番で録音できなかった……
とならないよう、ダミーの時間を入れて、その時間にちゃんとradikoroが起動し録音されるか、ご自分で確認することをお勧めします。