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auひかりとの格闘〜電話番号が二つの特殊例2015/03/02 00:12

フレッツ光からauひかりに変更して半月。

たまにやや遅くなる事があるくらいで、料金半額なら不足のないauひかりですが、少しずつ不満も出てまいりました。

■IP電話番号が二つのとき、地味に不便

我が家はIP電話用に番号を二つ、通話とFAX専用に分けています。
フレッツのひかり電話からauひかり・電話サービスに番号ポータビリティ(MNP)で移転し、10日ほどで無事開通しました。

ただ、何が面倒って……
番号数に合わせてルータも増えた。

フレッツの場合、ルーター1台に電話2台を接続します。

フレッツ接続図

上図のスプリッタは、電話線を二つに分岐する小さなソケットです。
一方auは、電話ごとにルータ(auではホームゲートウェイと呼ぶ)が割り当てられます。

auひかり接続図

上図のスイッチングハブは自分で用意する必要があります。

ルータごとにアクセスポイント(以下AP)を複数持っており、それぞれが異なる電波を使用しています。で、ルータ1、2のどちらからでもネット接続が可能なわけです。

【補足】
無線ルータを購入するとき、IEEE802.11a、IEEE802.11b、同様にg、n……といった異なるアルファベットを見かけると思います。
これらは「こういう規格でネットワークに繋げますよ」というもので、それぞれ周波数や速度が異なるんですが、接続する機器によって対応している規格が違います。(例えば古い任天堂DSLはgに対応しているけどaはダメ、みたいな)
で、ルータがaとgに対応しているとすると、いろいろな機器に対応するために「IEEE802.11aのAP」「IEEE802.11bのAP」といったふうにいくつかのAPを持っているのです。
ちなみにこのような内容を学べるのが放送大学の講義「ネットワークとサービス」です(笑)
参考ページ:
Wi-Fi(無線LAN)のa,b,g,nは何が違うの?(BIGLOBE エンジョイ!マガジン)


この何が不便って、当然異なるAPを使用した機器は異なるネットワークゾーンにいるわけで、同じ家の中に居ながら、機器同士が繋がらないという。

例えば我が家は、無線プリンタがgまでしか対応していないため「gのAP」にしか接続できません。一方Macで電波干渉の少ない「aのAP」を使用していると、いざプリンタを使おうというときに、「gのAP」に接続し直す必要があります。

または、点線先の無線ルータには他の部屋のテレビやブルーレーディスクが繋がっており、家電の室内ネットワーク機能(例えばパナソニックのお部屋ジャンプ)を使おうと思ったら、全ての機器は1に接続する必要があります。
無線LAN対応機器ならいいですが、有線LAN機器の場合、配置をルータに合わせるか、長いLANケーブルを用意しなければなりませんし、何よりルータ二つは場所(およびコンセント)を取る。
フレッツではルータが一つゆえ、こんな問題は起きません。

auがこうなっているのは、ルータそのものにプロバイダへのアクセス情報や電話番号が割り振られているからです。
ですから接続自体は繋げるだけで簡単ですし、何かあるとauサポートが直接ルータにアクセスして「お客様のルータの状態は……」なんてサポートが可能となっています。

一方フレッツは、ルータは素の状態なので、プロバイダや電話番号の割り振りなどを自分で設定する必要があります。(ただしうちのルータは古かったので、現状は変わっているかも)

電話番号が二つでなければ、こんな苦労はしなかっただろうと思われます。
そもそも、ルータ1と2を接続する(スイッチングハブを越える)ことができないなら、全ての機器を1に繋げればいいんじゃない?と思われる方がいらっしゃることでしょう。
まさにその通り。サポートの方にも電話でそう言われました。
しかし、一時はそれが叶わぬ状況(と書いてトラブルと読む)に陥ったわけで……
これ以上長くしても読む人がいなくなりそうなので、それは次回。

なので、あくまでも特殊な例ではありますが、それゆえネットでも情報が少なく、サポート電話に頼ってしまいました。

そしてこの記事のために、わざわざIllustrator立ち上げて接続図を書いた(笑)