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【放送大学】刑事法・読了2018/01/22 15:52

東京の雪もだいぶ深まってまいりました。
部屋の中がくっそ寒い(失礼)。

昨晩、「刑事法('16)」を読み終わりました。
うーん、行政法の何分の一しか時間かからんかった(笑)。

「刑事法('16)」は、位置づけとしては「現代の犯罪と刑罰('09)(閉講)」の後継なんだと思っていましたが、後者に比べて「刑事法」の印刷教材は大変平易で読みやすい文章構成になっており、判例も多く、理解しやすくなっています。
内容的にもぐんと簡単になった感じ。
ですので法律を学ぶ意味合いではちょっと物足りなさが残るほどで、専門性の高い講義が無くなったのは若干残念ではあります。

後継とするなら、どちらかというと「市民社会と法('12)(閉講)」でしょう。
こちらは刑法だけではなく民事法、労働法など扱う法律が多岐に渡っており、そのうち第4〜6章が刑法です。
この4〜5章と同じ内容を、「刑事法」教材でも扱っています。

例えば、「刑事法('16)」第4章「正当防衛の限界」と、「市民社会と法('12)」第5章「正当防衛と緊急避難」は、ほぼ同じ内容(文章)となっています。
挙げられている判例も、いわゆる「騎士道事件」と呼ばれる1987(昭和62)年3月26日最高裁判決など、同じ判例を用いています。
今回何度もデジャブを感じるなかで、初めてテキスト(ほぼ)流用なんだと気付きました。
ただ、「市民社会と法」では緊急避難まで扱っており、ややボリュームダウンした感が否めない印象です。

「刑事法」は印刷教材と放送講義がほぼ同じ内容ですので、時間がなければテキストだけで終えられ、学びやすい講義かと思います。
特に刑法の入り口としてはよい教材ではないでしょうか。

望むならば、もう一歩学びを深めるために、今後「現代の犯罪と刑罰('09)」の後継となるような講義が現れてもいいかなと思いました。

【放送大学】行政法・読了2018/01/18 00:49

本日、雨の中、郵便屋さんがわざわざビニールに入れて来学期の登録書類を届けてくれました。
登録自体は、残り1単位。なので、おそらく面接授業。
今学期、来学期と無事単位取得すれば、これが最後の科目登録か。感慨深い。

さて、行政法テキスト、読み終わりました。長かったー……

なんか目が疲れると思ってたら、テキストの小難しさのせいじゃなく、老眼のせいじゃないかと、つい先程気付きました。
老眼が出たのがわりと遅く、従来の近眼用眼鏡での読書で今までは支障なかったのですが、ふと思い立って作ったばかりの遠近両用眼鏡に変えてみたら、あら、楽になった。
でも、行政法はやはり難解でした。

行政法テキストは、「2014(平成26)年6月成立・公布の、行政不服審査制度の改正3法(行政不服審査法・行政不服審査法の施行に伴う関係法律整備法・行政手続法の一部改正法)」についての追補が出ています。
これが一番読みやすかった。

ついでにテキストの方は、14章、15章の国家補償法については、大変取っつきやすく、かつ理解できる内容でした。
民法に近いからか、そして民法の講義を受講済みだからか。

追補には、
ただしこの改正法の施行については,下記の点に十分留意されたい。
(1)  改正行政不服審査法の施行日は,公布の日から2年を超えない範囲内で政令で定めることになっており,この政令は(2015年5月現在)まだ定められていない。
 したがってこの政令指定の施行日までは,印刷教材の第11章で解説している1962(昭和37)年制定の現行行政不服審査法が,そのまま現行法として妥当する。
(2) 改正行政不服審査法と同時に成立した行政手続法の一部改正についても,本追補の中で説明しているが,この部分だけは,改正行政不服審査法の施行を待たずに,2015年4月から施行されている。
(放送大学印刷教材『行政法(’12)』追 補(第1刷~第3刷) 2015/8)
とありますが、総務省サイトで確認すると、2016(平成28)年4月1日施行となっています。

追補で取り上げられている、「不服申し立ての種類の一元化」。
異議申立てと審査請求の手続が、原則として最上級行政庁に対する「審査請求」に一元化された点。

わりと大きなポイントだと思うのだけど、施行された今、試験ではどのような扱いになるのだろう?
行政法('12)は今期閉講されて来年度より('18)が新規開講されるので、このあたりは反映されるのでしょうね。
たぶんおそらく、内容全般、法令も理論も変わっているだろうと思います。
来年度授業科目案内によると('12)と('18)は同一科目とみなされず、受講制限がかからないそうです。

過去問が24年からの11期分あるので、テキスト引きながら頑張ります。

【放送大学】単位認定試験まであと…日(行政学ニュース)2018/01/16 13:09

皆さん、寒さに負けず試験対策頑張っていますか?

単位認定試験まであと……日。

私は最初の試験「行政学」まであと10日を切りました。
4科目のうち3科目が最終日というスケジュール。

さて、今更感満載ながらもうすぐ行政学のテキストを読み終わるのですが……

所感を述べる前に、私は今まで放送大学でこれだけ法律関係を受講してきました。

・企業、消費者、政府と法
・市民生活と裁判
・市民生活と法
・現代の犯罪と刑罰
・著作権法概論
・民法
・刑法
・国際法

で、これらと比べて、一番「行政学」が難しい。
受講する前は、印象だけで行政学が一番簡単だろうと高を括っていたんです。
だってあの民法の分厚いテキストと覚えなければならない情報量を経験したあとなら、自分たちにより身近に関わっている行政法のほうが学びやすいだろうと。
なのに1章読むだけでも何度も読み返して頭の中は「?」だらけ。

では、このていたらくを招いた理由は?
じつはテキストの第一章冒頭の以下がすべてを物語っています。

 これに対して行政法の場合は、「行政法」という名前をもったひとまとまりの法典というものは存在しない。
(中略)
 それでは行政法には、ひたすら各論だけがあって、総論は存在しないのかというと、もちろんそうではなく、そのような行政作用一般に関わる総論的規範内容は、もっぱら学説や判例の「理論」に委ねられているというところが特徴的かつ重要であり、そのことが行政法の勉強を、すこしだけ敷居の高いものにしていることは否定できないにせよ、同時にそれが行政学の勉強を面白くしていることも間違いないところである。
(磯部力「新訂 行政法」(放送大学 2014) P.9〜10

はい!
しっかり書かれていました。
そのためというかそうじゃないかもしれないけど、テキストの内容が概念(理論)、概念、また概念。
民法や刑法のように判例が多いと理解が進むのですが、これまた少ないこともあって、テキストの難解さに拍車をかけている印象です。
(それとちょっとだけ……文章の言い回しが他のテキストと比べてくどい、いや小難しいような……)
まさかあの「民法」がわかりやすいと思える日が来るとは。

って、よく考えたら講義タイトルが「行政」……
行政じゃないもんねorz

いや「行政法」であってました。

さて、そんな中「行政訴訟」に関するニュースが目に留まりました。

<課徴金>取り消し求め提訴…金融審判飛ばし「抜け道」懸念(毎日新聞:Yahoo!ニュース)

行政学核心の行政処分と、テキスト第11章「行政不服審査と行政事件訴訟」、第12章「取消訴訟」に関連するニュースです。インサイダー取引については、今期受験の「刑法」の範疇でもありますが、上のニュースでは行政不服審査と取消訴訟が注目点となっています(たぶん)。
毎日新聞のサイトだと会員登録しないと全文読めないので、いずれ消えるYahoo!ニュースで紹介します。記事が消えたら毎日新聞サイトでタイトル検索してください。

【放送大学】死生学入門・読了2017/12/28 23:30

今年のクリスマスは23日から24日と連休だったので、皆さんゆったりと過ごされたのではないでしょうか。
雪景色とはほど遠い暖かいクリスマスが終わった途端、東京にも今年一番の寒さが到来。
寒暖差が身にしみる年末となりました。

さて、年が明けたら月末には単位認定試験ですねー。
私はというと、ようやく「死生学入門」のテキストを読み終わりました。
まだ読了1冊目。大丈夫か私。


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※以下、死生学に関する内容です。
講義記事とはいえ、不快になる方もいらっしゃるかもしれませんのでご注意ください
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人生50年と言われていた昔だったらそろそろ、となる年齢になった私も、「死生学入門」を読んでいろいろと考えさせられました。
読み進めている最中に、たまたま目にした記事。

「安楽死」その瞬間に立ち会ってみえたこと(現代ビジネス)

筆者は、スイスの安楽死団体の協力を得て、安楽死を選んだ患者へ2年間に渡ってインタビューを行った方だそうです。 上の記事はそれについてさらっと触れたもの。詳しくは著書を、という取っ掛かり的内容でしょう。
とはいえ、テキストを通読してから上の記事を読むと、ああ、そういうことなのかな、と考えさせられる部分が少なからずありました。

上記記事の2ページ目では日本に触れており、その中に含まれるいくつかのキーワードとそれが意味するコンテクストを、「死生学入門」テキストの安楽死に関する記述内のみならず、全編を通して読み取ることができます。

「迷惑」……第8章「老いと死」
「自己決定」……第11章「自己決定権」
「周囲の死」……第4章「喪と追悼:逝きし人<死者>と生者のつながり」、第10章「遺族の喪失体験とグリーフワーク」他
「尊厳死」=安楽死については、テキスト第14章で触れられています。

なお、「死生学入門」は開講2014年で、テキストに掲載されている統計データなども若干古いものです。
下で紹介するページは老人ホーム検索サイトのコンテンツのようですが、もう少しだけ新しい統計と、内容的に1ページで「死生学入門」の講義内容にもっと簡潔に触れるような構成になっているので、情報整理に役立ちそうです。

死生観を考える(みんなの介護)

【放送大学】西洋音楽史('13)2017/01/30 02:08

西洋音楽史は音楽の歴史ですから、放送講義を聴かないと魅力が半減します。音楽を聴かないでどうするんだって話です。
ただ、テキストを通読するだけでも、まさに西洋音楽史の大きな流れを理解することができます。

試験対策は過去問。
試験自体は、正直申し上げて簡単です。超がつきます(笑)。
小難しい民法との組合せは最適なほどに、やや簡単過ぎるのでは?と思わないでもないですが、
(簡単と思えたのは自分が子供の頃に音楽をやってきたからか?と考えはしたのですが、それを抜いても多分簡単です)
講義自体は教養という言葉がぴったりの内容かつ素晴らしいものです。
まだ全部聴き終わってないけど、試験が終わっても全部聴こうと思わせてくれる、感性に心地よい講義です。
これ、褒めてるんですからね。

漠然とでも音楽、特に古楽からクラシックを経て現代音楽への流れ——これこそが西洋音楽史なのですが——に興味があるなら、是非聴講をお勧めします。
西洋音楽史については講義3回目までレビュー済みですが、できれば全講義分書きたいな。